仕事をしながら勉強がしたい、ネットで動画を見ながら勉強したり、本を買ってきて独学で学ぶよりも授業を受けながら勉強がしたい。だけどスクールに通うにはお金がかかるし、そもそも継続してできるかわからないからお試しで受講して触りだけでも学校で学びたいなど何かを学ぶのにスタートできないことってあると思います。
僕は現在職業訓練に通っていますが、やっぱり動画で学ぶよりも授業で学ぶほうがわかりやすいし、一緒に勉強をしている仲間がいるほうが勉強がはかどったりしています。
そこで職業訓練が終了し就職した後もなにかお得に使える制度がないか調べたところ在職者訓練というものが存在しました。
今回はこの在職者訓練というものを簡単ではありますが解説していこうかと思います。
ハロートレーニング(在職者訓練)ってなに?
国の制度で職業訓練以外にも受講料が比較的安く学ぶことができる制度が存在します。それが在職者訓練というもので、厚生労働省の公式ホームページに「主に中小企業に勤める方々を対象に、従事されている業務に必要な専門知識及び技能・技術の向上を図るための比較的短期間のハロートレーニングです」書かれています。
訓練期間は主に2日から5日程度があり、調べたところ土日の2日間で行う授業が多いように感じました。
在職者訓練の内容
公式ホームページには「企業の生産現場が抱える課題解決のため、生産性の向上や業務改善、新たな製品づくりに必要な専門知識及び技能・技術を習得する。」と書いてあるんですが、なんのこっちゃって感じですよね。
内容はかなり幅が広く、電気関係や溶接など現場で使用するような資格をとる授業はもちろん、Webデザインの授業ではPhotoShopやIllustratorなどの授業、一般事務やインテリアコーディネーターなどたくさん授業が存在します。
そこから今後自分にとって何が必要かを見極めて受講すると良いと思います。
訓練内容の例
かぶっていそうなものは書いていきませんが、これを見て気になった方は各都道府県の在職者訓練を確認してください。
機械図面の見方とCAD製図
汎用機械加工技術(旋盤・フライス盤)
危険物取扱者(乙種第 4 類)受験対策
ビジネス文書の作成(Word・Excel)
高年齢者のためのWord・Excel スキルアップ実践編
PowerPoint による企画書作成
Illustratorによる図形作成
Photoshop による画像編集
マシニングセンタプログラム入門
フライス盤技能入門
Python入門(Linux編)
I o TのためのI Pネットワーク入門
中小企業の経理担当者の税知識(基礎)
ビル清掃実務
ホームページ作成
キャリアコンサルティング 実技試験対策
C言語プログラミング
和風庭園の工作物
ガーデニング基礎
2級建築施工管理技士 学科試験対策
授業料やその他費用
授業料は少し幅広いですが、2000円くらいから15000円くらいの間が多い感じです。
また、授業で使用する教科書は普通に本屋さんやAmazonで購入することができる実技参考書が多いので、それに関しては自分で用意していただかなければいけません。だいたい2000円以上はするものばかりなので、もし中古でもいいよって思う方はメルカリなどを利用してくて少し安く購入してみるのもいいかもしれません。
申し込み方法とその他注意点
申し込み方法は各都道府県の在職者訓練のページから受けたい講座を探して申し込みです。利用者登録なんかすると便利だったりなかったり。それと、申し込みの期間が決まっているので受講したい講座があった場合は忘れないように早めに申し込むことをオススメします。
東京都の場合だと東京都はたらくネットに大阪府は大阪ハローワーク、その他の県もハローワークから探すか在職者訓練と都道府県名で調べればすぐ確認できると思います。
また、訓練場所によって変わってくると思いますが、定員数が決まっていて定員オーバーの場合は抽選になることが多いので必ず受講できるものではないことも知っておいてください。それに加えて、今働いている会社と直接完成のないような訓練の場合抽選漏れしやすくなるようなので、基本的には自分が携わっている仕事に関連しそうなものを受けてスキルアップをする目的で利用しましょう。
最後に
会社でルーティンワークなんかしてると学ぶ機会ってかなり減ってくると思います。
毎日同じことをしていても仕事としてはなりたつし、生活に困ることはないけど変化がないとやがて飽きてきてしまうので、たまには少し時間を取って新しく勉強をすることで気分も新たに仕事を頑張れるようになるかもしれません。
ほとんどの授業が朝から夕方までの授業なんですが、受講料は比較的安いのでスキルアップしたい方はもちろんのこと、毎日同じ生活に少し飽きが来てしまっている人は受講することをお勧めします。