進撃の巨人にソニーとビーンって巨人が出てくるのですが、その元ネタになっているのが実際にあった猟奇的な事件に関わるソニー・ビーン一族です、
ソニー・ビーンはスコットランドに実際に存在していたといわれる食人一家です。家族全員で1500人以上食べたとか食べてないとか。
あまり知らない人もいるかもしれませんが、僕もたまたま知ったので知らない人に向けて簡単に書いていこうかと思います。
ソニー・ビーンの誕生
ソニービーンは14世紀後半にスコットランドのイースト・ロージアンで生まれました。幼少期は本当に貧しい生活をしており、父親の仕事は庭造りや廃棄処理などに従事しており肉体労働をしていました。
父親は自分の思い通りになるようにソニーが小さいころから暴力をふるい、自分の言いなりになるように育てていました。
しかし、ソニーの性格上真面目に労働したり規則を守るといった行動がどうしてもできず、最終的にはクビになり家を飛び出してしまったのです。
性悪女との出会い
家を出たソニーは性悪女と出会ったとされていて、その女はあばずれな上に魔女とも呼ばれており、共に行動をしていたソニー・ビーンは一緒に集落を離れました。
2人はススコットランド南部に生活拠点を移動させたが、仕事があるわけでもないので通りかかった旅人を襲ったりして金を得るようになっていった。
しかし、盗んだものや追剥したものを売ると見つかる可能性があったため、満足な生活はできなかったと思われます。
食事すら満足にできないときに性悪女が「人肉を食べることですべて解決できる」とソニー・ビーンに持ち掛けて、その頃から2人は人を殺しては食べるといった猟奇的な行動をおこすようになっていきました。
ソニー・ビーンの家

2人の家はギャロウェイという地域の海外にある洞窟の中で暮らしていました。その洞窟の出入り口は満潮時に海面の下に隠れるので、人目に触れることが少なく見つかることはなかったことが事件を悪化させることになりました。
また、性欲旺盛だった2人は人を襲わない時はこの洞窟で頻繁に情事を重ねており、子供がどんどん増えていきました。最終的には50人近くになっていたとかいないとか。
家族が増えてからの犯行手口

家族が増えてからは1人や2人じゃなくても家族のチームワークを活かして、前後から挟んで襲ったり、逃げられても必ず捕まえられるようにして一人も逃がさないことで犯行の発覚がないようにしていました。
子供はこの2人に育てられたので悪いことだという自覚など微塵もなく、躊躇なく犯行をおこなっており、誰も止めることはなかったそうです。
そして、最初に食べ始めてから20年以上も人を襲い食べ続けていたので、最終的には延べ1500人以上は食べたということも言われています。
発覚から逮捕まで
ソニー・ビーン一族は25年にも渡り犯行を続けていましたが、ある日2人の男女を襲撃したときに失敗してしまい1人に逃げられてしまいました。
その逃げた男は馬に乗っていたため待ち伏せしていた家族もとめることができずに完全に逃げられてしまい、逃げた男が役所に訴えたことにより犯行が発覚し調査がおこなわれることになり400人を超える兵が一家の捜索をはじめました。
最初は難航したものの猟犬が臭いをかぎつけてついに一家全員逮捕されることになりました。
そしてこの事件はあまりに非人道的だというとこで裁判などはされることはなく、そのまま極刑になりました。
刑がおこなわれることが決まっても一家は命乞いすることなく最後まで抵抗していたとか。
最後に
この事件はスコットランドで本当にあった事件として言われていますが、人を食べる、カニバリズムなんて日本では考えられませんよね。
今だったら防犯カメラがあったり、インターネットの普及があったりしてこんなに被害が生まれる前に捕まえることができるかもしれませんが、当時は呪いとか宗教とかあったりして、難しかったかもしれませんね。
とはいえ、今の時代でも洗脳とか思い込みとか親の教育の関係で事件は起きているので、自分も気をつけていきたいと思います。
ちなみに進撃の巨人ではハンジが捕まえた2体の巨人にソニーとビーンって名前をつけているので気になる方は原作を見てください。