都市伝説

絶対に入ってはいけない島、世界一危険な北センチネル島

一度足を踏み入れたら生きて戻ることは不可能と言われている。

それはこの現代においてもインド政府が立ち入り禁止にしているという島がり、その名は北センチネル島。

そこに住み続ける原住民族の実態を今回は紹介していこうかと思います。

隔離され孤立した島

北センチネル島はミャンマーとインドネシアの中間に位置するアンダマンニコバル諸島の一部にあり、インドに含まれる島です。

島の大きさは東京23区の8文の1の大きさで、島の内部は森林に覆われており、海はキレイなサンゴ礁がある海、そして島は他の国からは遠く孤立した状態になっています。

これだけ聞くと、現代社会から離れて人の手が加えられていない美しい島なんじゃないかと思いますが、現在この島の周辺5kmはインド政府により立ち入り禁止区域に指定されているのです。

その理由は北センチネル島には最も危ないとされる原住民が住んでいるからなのです。その原住民の名はセンチネル族。

外部との関係と拒む北センチネル族

彼らはアフリカ大陸から移り住んできたと言われており、約6万年前からこの島に住んでいるとされており、島の外からの人を完全に拒絶しているため、この島の探索は誰もおこなったことがなく、未だに島の内部がどうなっているかなど多くのことが謎のままになっています。

ただ一つわかっていることとしては、センチネル族は狩猟を行い生活をしているということだけが判明しており、農業などはおこなっていないということで、会話は独自の言葉で会話をしているそうです。

また人口に関してははっきりとしたことはわかっておらず、少なく見て50人くらいから多くて500人と本当に全てが謎に包まれています。

実際にあった外部との接触拒否

2004年にスマトラ島沖地震が発生した際に、こちらの島もかなり被害が出たと思われ救援物資をヘリコプターで届けに行ったときに、島の民族たちは弓矢で応戦したと言われています。

またインドの漁師が2人が2006年にセンチネル島に立ち寄った際、島の住民センチネル族に見つかり島を出るように詰め寄られたのですが、2人はその時それを拒んだことで帰らぬ人になってしまったとか。

そして沿岸警備隊は2人の遺体を回収しようとヘリコプターで近づいたのですが、その時もまた矢で応戦されてしまい近づくことはできずに救出は不可能になってしまったのです。

インド政府の対応

その事件や、これまで島に間違って立ち寄ってしまった人が亡くなったり行方不明になったりするなどを受けて、政府はこの島の周囲約5キロを立ち入り禁止区域に指定したのでした。

なぜ拒むようになったのか

インド政府は過去にアンダマ諸島の数ある島や各原住民に対して友好関係を築こうとして、60年代、70年代、80年代と各島に対して船で乗り付け、食べ物やおもちゃなどを配ることをしたのです。

そして、その行動はかなり効果が生まれ90年代初期にはセンチネル族も武装をすることなくプレゼントを受け取るまでになりました。

しかし、この接触によるものなのか先住民たちは伝染病を発症してしまったり、近代文化を受け入れることにより、アルコール中毒やその他感染症、ストレスなどにより部族社会が崩壊していくことになりました。

このことから、センチネル族は自分達部族を守るために外部からの侵入を拒むことになったのです。

センチネル族による事件が再び

これは2018年に起きた最近の事件になるのですが、アメリカ在住の26歳の冒険家の青年が部族に対してキリスト教布教のために北センチネル島に上陸しました。

もちろんセンチネル族に受け入れられることはなく矢を放たれ、聖書は貫かれました。

さすがに命の危険を感じた冒険家はすぐにカヤックで島を離れましたが、翌日彼はまたしてもその島に行くことを決意したのです。

次の日島の近くまで彼を船で送ってきてくれていた漁師たちは、帰りが遅く心配になり少し離れた場所から様子を伺ったところ、センチネル族が波辺で遺体を引きずり埋葬しようとしていることが見えました。

そして近くにあったのものや身に着けていたものから、その遺体は冒険家のものだと判断をし引き上げました。

この事件を受けてインド政府は漁師たちと地元のエンジニア、この青年の旅行を計画した宣教師の7人を立ち入り禁止区域に向かわせたとして過失殺人の罪で告発することになりました。

これ以降、この冒険家の遺体を回収するのかしないのかでかなり議論はされており、いずれはこの立ち入り禁止区域に侵入することになるかもしれないと言われるようになりました。

最後に

今回は北センチネル島というところのお話でしたが、世界のどこかにはいまだに近代社会との関係を断絶したままの民族がいるかもしれません。

また、日本にもまだ知られていないことや隠されていることがあるかも知れないので、気になる人はGoogleEarthで日本中調べてみてください。