40歳超えてから転職をする人だったり早期退職なんか50代で退職する人なんていたり、また60代になってもまだまだ現役で仕事をしていきたいみたいな人って結構いると思います。また退職してフリーランスになりたい人も退職後失業手当をもらいにハローワークに行く人もいることでしょう。
そんな方たちは年齢的には結構上だったりして、職業訓練って新しく資格や技術を学ぶので若い人が多いのではないか、また年齢が上だと合格しないのではないかと不安を感じている人がいると思いました。
なので今回は職業訓練に通っていた経験といろんな人に話を聞いたり調べたりする中でわかったことの一つ、職業訓練には年齢制限があるのかということを記事にしていこうかと思います。
職業訓練に年齢制限はあるのか
さっそく結論から申し上げます。
年齢制限はありません!!!
はい、以上です。ググってこのページに辿りついた人もいると思いますが安心してください。基本的に職業訓練に年齢制限はないです。
とはいえ、職業訓練校は早期の就職を目指す人のための制度なので年齢制限はなくても、受講する訓練内容によって年齢的に就職は厳しいと判断されると職業安定所の方から推薦をもらえなかったり、試験や面接までいけたとしても訓練校から落とされてしまうことはあると思います。
なので、40歳を超えてからの受講や50代、60代の人は自分が今後どのような仕事がしたいのか、訓練校で学んでどうなりたいのかをしっかり考えてから相談しに行くことをおすすめします。
40代以降におすすめな職業訓練
ここでは40代以降や50代,60代でもオススメな職業訓練を紹介します。
パソコン関係(ワードやエクセル)
パソコン関係といってもWordやExcelがメインの職業訓練は40代以降でもかなりオススメです。今ではかなりPCも普及されており、使うことができる人はたくさんいると思いますが今まで現場系の仕事や体力仕事など体を使う仕事をしてきた人はパソコンをまったく触れなかったりすると思います。
そんな人は基礎の基礎でもPCを使えるようにしておくだけで、今後の仕事が少し楽になるかもしれません。
ひとつだけ注意点ですがパソコン関係といってもWebデザインやWebアプリなどプログラミングなどに関係してくるパソコン関係はおすすめできません。僕は実際にWebアプリの職業訓練に通っていてクラスには40代の人もいましたが、正直その業界で再就職というのは条件的に厳しいです。
フリーランスになる前に少し勉強しておきたいとかだったらいいですが就職して働いていくことが目的の場合はワードやエクセルなど実用的なものを学んだほうがいいでしょう。
造園やグリーンエクステリア
造園の仕事ってイメージが沸かないという人もいると思いますが、造園の仕事は個人の家の庭園とか会社の庭園だけではなく公共施設や街路樹、ゴルフ場だったり土木工事に関連する業務だったりと幅広く存在します。
50代で早期退職したり、60代で定年退職をした後にゆっくり働いていきたい人はそういった造園の仕事で維持や管理をするのもいいと思います。
ただ、体力仕事にはなるので体を動かしたくない太陽の下で働きたくないという人にはおすすめできませんが、高齢になってもからだを動かしていたいという人にはかなりいいと思います。
また若年層でこの仕事をやりたいという人は比較的少ないので訓練校も年齢層が高めで、中高年が多いので訓練に合格しやすかったり通っていてもストレスはあまり溜まらないはずです。
キャリアコンサルタント・キャリアカウンセラー
キャリアコンサルタントとは労働者の職業の選択や今後の職業に関する生活設計、能力の向上や相談に対する助言や指導をしたりする仕事です。
主に職業安定所やハローワーク、また企業での研修など仕事があります。キャリアコンサルタントの資格は国家資格なのでこれを持っていないとできない仕事などもありますし、障害者の人でも取得をすることができるので、自分が今までやってきた仕事が人に関わる仕事だったり、人事に関わってきた人などはおすすめできます。
またキャリアコンサルタントは会社勤めの人もいますが、フリーランスとして活躍されている人もいるので、独立して自分でやっていきたいという人にもおすすめです。
ビル管理、ビル設備、マンション管理
なんとなくイメージは沸くと思いますが名前の通りビルやマンション設備を管理保全する仕事です。これも若年層は比較的受講していない訓練なので40代から転職を考えている人にはおすすめできる訓練です。
また危険物取扱乙種4類やボイラー技士、消防設備士などの資格が取得かのうなので、まだ元気なうちに資格を所得しておいて経験を積んでおくことで定年後もこういった仕事につくことができるようになるのでおすすめです。
介護
介護の問題は年々深刻になっていてわかっている人も多いと思いますが、常に人材不足になっており、介護の現場では40代以降でも正社員で就職できたりするので介護が向いて人でやる気がある人はどこでも就職することができるようになるでしょう。
自分が介護職に向いているかどうかを知るためにも一度職業訓練を受けて現場の声や先生の話などをきいてみるのもいいと思います。
また介護の職業訓練は3カ月の職業訓練の他に長期で2年間通う長期人材育成コースもあり、そちらの方は国家資格の介護福祉士を取得することができるので、給料を上げていきたかったり就職の幅を広げたいという人はそちらを狙ってみるといいでしょう。
長期人材育成コースについては↓
また下記にある保育士も長期人材育成コースにあります
保育士
保育士も比較的人材不足になっており、職業訓練自体も場所によっては店員割れを起こすこともあるので、子供が好きだったり保育士にもともと興味があるという人にはおすすめできます。
保育士の職業訓練は3カ月のものから2年のものまであります。ただ3カ月のものに関しては保育士の資格は取得できなく安全衛生だったり保育の理論だったりを学ぶだけなので正直通っても通わなくても就職することに関してはあまりメリットはないような気がします。
上にあげた長期人材育成コースに2年間保育士の学校に通うコースがあり、そっちに合格し2年間通うと保育士の資格を取得することができるので、もし今後保育にしっかりと関わっていきたいという人は2年のほうをおすすめします。
また2年間の長期訓練は短大が行っているところもあるので授業料無料で通えるうえ保育士の資格と同時に短大卒業の資格を取得することができる(個人的にかなりオススメ)ので、40代以降の人でなくてもおすすめな訓練となっています。
就職活動はしたほうがいい?
就職活動、転職活動に関してはなるべく早く始めた方がいいでしょう。資格がなくてもできる仕事の場合はいつでも就職ができると思います。求人はタイミングが命なので常につねにアンテナを張っておくことをおすすめします。
フリーランスになる人にもおすすめ
これは早期の就職とは少し違ってくるので少しグレーというかなんというかって感じになりますが、会社を退職してフリーランスとしてやっていく人にも職業訓練はオススメです。
オススメな理由としては会社を自己都合で退職すると失業給付もらうのに3カ月の制限があると思います。3カ月間無給になってしまうので生活的に厳しくなると思いますが、職業訓練に合格して通い始めると3カ月の給付制限があったとしても受講が決まって訓練校に通い始めればその日から失業手当をもらうことができるようになります。
正直言って最初からフリーランスになりますなんて言ったら絶対に合格しないと思いますが、そこはあれですよあれ、察してください。
ただ、一つ気を付けてほしいのは訓練校に通っている間はフリーランスとしての仕事を週に2日くらいとか20時間以内にしないと退校になってしまったり給付金が出なくなったりするので気をつけてください。
また訓練校では月末に当月仕事した分や収入を申請するんですが、ここで虚偽の申請をした上に後で発覚すると給付金含めて3倍返しになったり、悪質だと詐欺で訴えられたりすることもあるので気をつけましょう。
給付金詐欺絶対ダメ!!
最後に
職業訓練自体は年齢制限はないので安心して職業安定所に相談をしにいったり、受講申し込みをして訓練に通いましょう。ただ、30代の僕でも感じましたが改めて新しいことを勉強しようとすると思っていた以上に頭に入ってこなかったり、覚えが悪かったり要領良くできなかったりするので、訓練校ではしっかり技術やスキルを学ぶという気持ちで受講することをお勧めします。
また40代にもなるともしかしたら次就職をするところで今後定年まで働いていくこともあるかもしれないので、しっかりと自分がどうしたいのかどうなりたいのか、受講した職種でやっていけるのかなど自分だけの考えではなく安定所やキャリアコンサルタントに相談などして決めましょう。
せっかくの機会やチャンスを無駄にしないようにしていきましょう。